いつか、届く、あの空に。

ナーサリィライムより絵が受け入れ安い感じになってる。 　でも軽く判子絵くらいのは否めず、前作をやっているとプレイ開始当初は絵とキャラ設定の違いに戸惑う。ふたみはクルルにしか見えないし、のんはティータにしか見えない。他はそれと比べればマシだけど、それでも似てるなぁと思ってしまう。

総評

　後半のバトル展開に失敗しちゃってる。絵もキャラ設定も悪く無いのにシナリオで張り切りすぎて失敗しちゃった感じ。広げた風呂敷を畳めなくなったとも。

シナリオ

　序盤は天体観測的なものを主軸にしたぷちファンタジーラブこめ（つまり前作みたいなノリ）なんだけど、後半何故かバトル展開に入る。
　この後半が曲者で、「Fateを意識しましたか？」と思わざるを得ない。しかし比べるとひどい劣化コピーでそれを期待していると損する。そうなると残る楽しみはキャラ萌えしかないのだけど、バトル展開になってくるとそういう場面も少なく、結果としてにっちもさっちもいかなくなっていた。

グラフィック

　前作ナーサリィライムがいけたなら、だいぶ前進しているので問題なし。前作が駄目な人でも公式をチェックして大丈夫なら本編も大丈夫。
　ただし、やたら長い地の文にCGを使わず画面真っ黒で進めてくるのでそこはマイナス。

システム

　一通り必要なものは揃ってた、はず。

評価

　前作のイメージでやると痛い目を見るし、方向転換するにしても失敗気味。
　ただしキャラは◎。愛々々萌えー

評価 70点