夏めろ

おせじにもレビューとは呼べない内容だったため、 ブログ版からの移行にあたりどうするか悩みましたが、 比較的アクセスがあるようでしたので 一応移しておきます。

総評

ゲームについて感想は残していなかったため、
メモってあったシーンだけ。
全体的に凡作でしたがこのシーンだけは背景と相まって何故か心に残りました。

橘花「今日のこと、ずっと覚えててね」
橘花「忘れないで。空がこんなに綺麗だったこと――」

徹生「なんだよ、突然だな……」

橘花の言いたいことは俺にもよく分かった。
だけど俺は、それをすぐに認めたくはなくてそんな反応を取ってしまう。

橘花「いいでしょ、たまにはマジメなこと言っても」

橘花のほうも、少し起こったように俺をにらんでみせた。

橘花「だってさ、世の中なんて、ホントはひどいことばっかりなんだよ？」
橘花「ニュースなんて見てると、ろくでもないことばっかりだしさ……」
橘花「でも今はなんだか、この世界ってすごく綺麗な気がしたから」

照れくさそうに太陽に視線を戻し、橘花はつぶやいた。
恋をすると全てが輝いて見てる。
俺は佐和子さんの言葉を思い出した。
もしかしたら、俺は橘花にも理想を投影しているだけかもしれないけど――。
それでもきっと、人生に無駄なことなんて何ひとつない。

徹生「忘れないよ、ずっと」

俺は宣言する。 たとえいつか二人が離れ離れになったとしても。
それでも、世界がこんなに輝いていたことをきっと忘れはしない。
きっと――。

評価

評価 N/A

全然レビューじゃないため