終わりなき夏 永遠なる音律

ブランド
Φage(ファイアージュ) (作品ページ
発売日
2009/07/24
プレイ時間
 
1週目:?時間〜?時間 2週目以降:?時間〜?時間
トータル:?〜?時間
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終わりなき夏 永遠なる音律
レビュー更新日
2009/08/29

レビュー

 夏の田舎町を舞台とした、
 2人の幼馴染との奇妙な共同生活と、
 破天荒な先輩を加えた部員たった4人の音楽部。

 転校生を勧誘しろとの先輩の命令。
 先輩の卒業。そして新入生。

 幼馴染たちとの穏やかだけど閉塞した世界に、
 音楽部を中心とした新しい風が流れ込む。

 
終わりなき夏 永遠なる音律

全体の感想

 基本的には上に書いたあらすじの通りのお話なんだけど、隠し要素としてミスリード的に世界観が別作品とリンクしている。ネタバレになるので内容は書かないが、良く訓練されたエロゲーマーであればプレイせずともわかるだろう。多分。

 この世界観のリンクの影響が中盤以降のターニングポイントになるんだけど、その別作品と直接からむわけではないため、「あのゲームの世界なんだ」ということを念頭に置いてプレイしないと、重要なポイントなのに深くは語られないというイマイチ釈然としない空気になる。

 なので、可能であれば何のゲームとリンクしているか調べた上で、そういうものだと思ってプレイすることをお勧めしたい

シナリオ

 エロゲーのお決まりという以上にヒロインたちが様々な問題を抱えているんだけど、それらを何故か共通ルートで解決していくという不思議仕様。

 共通ルート自体は緩急もあり出来も良いと思うんだけど、あらかた問題を片付けたあとの分岐後もそれなりに文量が多く、結果としてだれる。分岐後は上に書いた”ターニングポイント”が入り釈然としない気持ちになることもあり、特に2週目以降だれること請け合い。

 世界観のリンクとかなしにして、最後までヒロインたちの問題を主軸にしたありがちなエロゲーとしてまとめるか、ターニングポイント後にはっちゃけすぎな程に方向転換を計るかのどちらかの方が良かったように思う。
 後者は冗談としても、絵と音楽が及第点以上の出来なんだし、前者でも十分なものが出来たと思う。

グラフィック

 ありがちではあるけど、かなり綺麗な絵。システムとあいまって立ち絵もかなり細かく用意されていると感じるし、キャラの描き分けも髪形・髪色を除いてもよく出来てると思う。背景についても同程度。

 手放しで褒められるけど、大絶賛するほどのことでもない。そんな感じ。

システム

 音楽をテーマにしたゲームだけあって結構良いBGM、というか挿入音楽があるのに、何故かミュージックモードがない。そこだけはひっかかった。

 立ち絵をかなり細かく動かす仕様なんだけど、かなり自然。拡大・縮小時のジャギーも少ない上、CPU負荷的にもそう高くない。良いシステムです。

評価

評価 55点
共通ルート部分だけなら+5〜10

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